野球班センバツ甲子園初出場

提供:八中・小山台デジタルアーカイブ
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野球班甲子園へ

2014(平成26)年 3月21日(金) 小山台 - 履正社 「畑 芳夫」様(高9回)提供








野球班甲子園出場の応援体制と寄付金

菊桜会元会長・応援委員会元会長 増田 次郎(高17回)
2014年 1月24日 甲子園出場決定!

 2014(平成26)年 1月24日、ビッグニュースが飛び込んできました。そうです。甲子園出場の決定です。
 母校がその春に阪神甲子園球場で行われる第86回選抜高等学校野球大会の21世紀枠出場校に選出されるという栄誉を得たのです。前年の高校野球秋季東京大会で、母校野球班が、堀越、早実、日大豊山などの強豪校を破り、ベスト8に進出した成績と、母校の日頃の進学実績等の学業面の良好さが併せて評価され、晴れの甲子園出場が決まったのです。
 そこで、小山台生のこの快挙を全面的に支援しようと、学校、PTA、同窓会がオール小山台として一体となって甲子園出場を応援するため、菊桜会会長を会長とする組織「東京都立小山台高等学校野球班甲子園出場応援委員会」(以下「応援委員会」また単に「委員会」)が立ち上がり、出場決定の翌日、2014(平成26)年 1月25日に発足しました。
 応援委員会の主たる役目は、関係各位から、甲子園出場支援のための寄付(賛助金)を募り、甲子園出場費用(野球班物品、選手・班員の交通費滞在費等)、応援団費用(応援ツァー代・同バス代の補助、入場券代、応援グッズ代等)、記念誌等の事業費等に充てることでした。
 寄付の集金システムとしては、学内関係者(教職員、生徒保護者等)及び一般からの寄付は、委員会の広報や委員会スタッフの直接の呼びかけ、また学校を窓口とするなどにより、応援委員会が直接収受し、学外の小山台関係者からの寄付は、学外団体(同窓会、野球班OB&G会等)が独立して寄付金を集め、これを応援委員会に必要に応じて再寄付するということにしました。
 何故に学校ではなく応援委員会が主体となってこのようなシステムで寄付金を集めたのかということですが、その理由は、学校が寄付の受領者になると、収支の余剰金が出ると、学校は都立学校であることから、それを都へ納付しなければならなくなり、折角の寄付の趣旨即ち小山台高校への応援という趣旨が報われなくなってしまい、また学外の小山台関係者からの寄付も、学外団体がいったん収受してから委員会の要請に応じて必要な額だけ委員会に再寄付をすれば、応援委員会には余剰金は発生せず、委員会として面倒な残余金処理手続きが不要となり、加えて学外団体に余剰金が残り、学外団体の収入として有意義な利用ができることになるからです。

寄付金総収入 9,235万円

 さて、委員会直接の募金活動としては、学内関係者、企業、近隣商店街、一般個人、都庁・区役所職員などの方々から寄付を頂きました。(菊桜会などの学外団体は独自に募金活動をしたことは前記のとおりです)
 大口の寄付を頂いた先としては、小山台教育財団(300万円)、武蔵小山商店街振興組合(80万円)、キャノン㈱(50万円)、都立雪谷高校野球部応援会(30万円)といった方々でした。また品川区からも200万円の補助金を頂いたことも記しておきたいと思います。
 
 収入額の全体については、応援委員会としての収入は、菊桜会と野球班OB&G会からの再寄付分を含めて 6,445万円、菊桜会としての収入は、応援委員会への再寄付支出分 2,914万円を含めて 4,218万円、野球班OB&G会としての収入は、応援委員会への再寄付支出分520万円を含めて2,006万円、結局、再寄付分の重複計上を調整控除した寄付金の総収入は、9,235万円に上りました。

 これは2014(平成26)年 3月21日(金)に行われた甲子園大会での1回戦母校対履正社高校の試合(結果は残念ながら 0対11の敗戦)の1試合のみに掛かった数字でしたので、仮に母校が1回戦に勝利し、2回戦に進出していれば、更に数字は上乗せされ、軽く1億円は超えることは必至でした。
 支出額としては、応援委員会としては収入額6,445万円がそのまま必要経費として支出されました。また他に菊桜会や野球班OB&G会としての支出も当然に相当額がありましたが、詳細は省かせていただきます。ただ、菊桜会の残余金967万円余(経費控除後の金額)が「小山台生の夢の応援基金」として母校現役生徒の諸活動のために有意義に使用され、また野球班OB&G会の残余金も母校野球班の以後の活動費として有意義に使用されていることは特記しておきたいと思います。

 以上、母校の歴史上、一大イベントであった野球班甲子園出場の応援募金について、概略を後世の為に記させて頂きました。





ファイル:野球班甲子園出場応援募金趣意書.pdf




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脚注




2024年1月28日:直近編集者:Hosamu
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