菊桜会歴代会長

八中同窓会会長

以下は当時菊桜会副幹事長だった畑芳夫さん(高9回)が「創立60周年記念誌」に寄稿された同窓会の歴史(一部)です。

八中同窓会は1928(昭和3)年に岡田校長を会長に戴き発足した。総会は学校で開かれ、茶菓を食べながら落語や講談などを聴くというなごやかなものであったようだ。

また、プール建設費の一助にするため、青山の青年会館を借りて映画会を何回も開催している。

1937(昭和12)年に会長は第二代中島校長に引き継がれ、その後第三代岩本校長と、校長が会長に就任する形が続いていた。

八中同窓会会則にもみられるように、卒業生は卒業の際、10円を同窓会に納めるという終身会費制であった。10円という金額はいまからみればたいしたことはないが、当時は大金であった。

太平洋戦争前後の空白のあと、岩本会長は1948(昭和23)年の総会の際、会長を卒業生の中から選出するよう提言され、それ以来、役員もすべて卒業生で構成するようになった。

その後の息もつかせぬ物価高の中で、四苦八苦の八中同窓会は新生の「菊桜会」へと脱皮していくことになる。

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