「1996年度 (平成 8年度)」の版間の差分

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卒業式 [[高49回 | 高49回生]](男子169、女子148、計317名)
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===草創期の校風形成について===
=== 学級減 ===


 岡田初代校長は、とくに生徒の素質・個性の発揮・伸張を基調とする人格教育を理想とし、草創期の校風形成に大きなイニシアティヴを示し、新生8中の教育は大正デモクラシーの風潮をうけてリベラルな雰囲気のなかでのびのびと行われた。<br>


  1. 言心一致ヲ旨トシ、公明正大ニ行動スベシ<br>
 学級減で、1年生は7学級280名編成となる。運動会の色分けはクラス単位から、個人の抽選となった。生徒はいろいろな人と知り合えると歓迎した。
  1. 自他ノ人格ヲ重ンジ、自治ノ良習ヲ養フベシ<br>
  1. 礼儀ヲ守り廉恥ヲ重ンジ、常ニ快活ノ気概アルベシ<br>
    〔学校のしつけ(校友会雑誌1号所載)〕<br>


 また、学習指導の特色は「練習」をくり返して学習成果の向上を図り、成績の評定を上・中・下の3段階とし、これを総合して学年成績は「甲乙丙丁」で表した。<br>
 この頃、ポケットベルを持っている生徒がクラスで4,5名であったが、以後、携帯電話が急速に広まっていく。


===教科===
 勉強合宿を千葉で実施した。


<br>
 Ic事業によるブラスバンド班のコンサートが始まり、毎年多くの観客が訪れた。


===制服===
=== 行事の見直し ===
 8中の制服は紺ヘル(毛織地の一種)の海軍用の服地で、折返しの襟と袖口に黒蛇腹のライン(袖口には「八」の字の山型に入れる)の入った当時としてはモダンなもの。
 


 開校当初岡田校長が発案し、教師の幹部会によってきめられた。しかし実際に着用されたのはその年の6月かららしい。
 5月29日の教育研究協議会から始まった行事の時期やあり方についての話し合いが1.2学期だけでなく3学期まで延々と続いた。10月2日締切のアンケートから一部を抜粋すると今年度の行事計画策定の段階では、進路部からは、運動会は当面9月15日に固定、その後は6月実施に移行すべきとの提案がなされた。進路部提案の趣旨は以下の通り現行の運動会を実施すると「せっかく定着しそうな学力も、運動会によって学習習'慣が損なわれて,またlから始めなければならない状態になってしまう。」


 その当時の事情について、8中校歌作詞者で国語科教諭であられた臼杵東嶼先生は次のように語っておられる。
 以上の経過を踏まえ、今年度の行事検討委員会では、運動会を検討の中心に据えるべきだとの考えに基づき、前回の教育研究協議会の議論において、運動会の時期やあり方について討議して頂いた。ちなみに、アンケート結果を簡単に載せると運動会について


 「制服についての発案者は校長で、当時の中学は公私立を問わずみな詰襟服で、折返しの襟服は8中が初めてではなかったでしょうか。制服については幹部会
      ア.現状のままでよい:15名        イ.改善が必要:27名


 (奏任待遇の教諭数名にて構成)に諮られたように思います。当時としては進歩的ムードの制服ですが、みなこれに異論はなかったようです。
 運動会の最終結論は、話し合いを重ねた結果、運動会の実施日は当面の間、9月15日を基準とすることに決定した。


 実際に着用したのは大正12年6月からと思います。それまでは皆筒袖の着物に袴をはいて通学し勉強していました」
 修学旅行についていろいろともめた。ひとつは初めての飛行機の使用についてである。どうして飛行機を使用するのか。その必然性を問われた。これは場所が九州.長崎方面であり、時間的なことを考えれば当然のことであろう。


 夏服は小倉木綿の霜降地で別に作られ、5月下旬から9月末日まで用いられた。
 もっともめたのが実施時期である。3学年当初に実施したいということで、教員の異動の問題や入学式に教員が揃わなくても良いのか。3月に実施できないのか。2年から3年でのクラス替えがあっても大丈夫なのか。予算面では問題ないのか等。結論としては、せっかく新しい試みをしている学年の意向を尊重しようということになった。                      (創立八十周年記念誌13ページより抜粋)
 
 襟章は右襟に学年、左襟にクラスを表わすように付けた。外套、マント、靴、ゲートルに至るまで制定されていた。制帽は黒ラシャの1高型で、前に桜の帽章をつけ、夏は白のカバーをつけて着用した。
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| colspan="2" style="text-align:center"|世 相
| colspan="2" style="text-align:center"|世 相
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|style="vertical-align:top"|5月XX日<br>
|style="vertical-align:top"|4月1日<br>9月3日
7月XX日<br><br>
12月17日<br><br>
流行語<br>
流行語<br>
流行歌
流行歌
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|style="vertical-align:top"|東京ビックサイト開場。<br>渥美清に国民栄誉賞が贈られる。
〇〇〇〇〇〇〇〇<br><br>
在ペルー日本大使公邸占拠事件発生。<br><br>アムラー、ルーズソックス<br>名もなき詩、DEPARTURES
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2023年8月16日 (水) 11:00時点における最新版

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1996(大正 8)年度

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できごと 詳細・引用・寄稿
4月9日 


4月10日
4月20日

5月15日 


6月7日


7月10日~11日

7月11日


9月18日

9月26日~27日
10月5日~6日

11月6日~9日

11月16日 

11月27日


12月25日~29日


1月22日 

1月24日

2月4日

2月5日

2月20日

3月13日  

入学式 高51回生(男子151、女子133、計284名)
進学講演会(3年)

新入生歓迎会・班紹介
防災訓練 生徒総会:(購買改善案・体育館女子更衣室開放案 可決、電算室開放案 否決)

合唱コンクール(虎ノ門ホール):1位(1E、2F、3E)

水泳大会


歌舞伎教室「傾城反魂香」


運動会:優勝(白団)

3年実力テスト


文化祭 講演・尾車浩一

2年修学旅行(京都・広島)

化学講義実験

生徒総会:(冷水機改善案・体操服改善案 可決、冷房設置案 否決)

スキー教室


書取大会

ロードレース大会

文化教室 ミュージカル「エビータ」

百人一首大会

剣道大会、ダンス発表会

卒業式 高49回生(男子169、女子148、計317名)

学級減

 学級減で、1年生は7学級280名編成となる。運動会の色分けはクラス単位から、個人の抽選となった。生徒はいろいろな人と知り合えると歓迎した。

 この頃、ポケットベルを持っている生徒がクラスで4,5名であったが、以後、携帯電話が急速に広まっていく。

 勉強合宿を千葉で実施した。

 Ic事業によるブラスバンド班のコンサートが始まり、毎年多くの観客が訪れた。

行事の見直し

 

 5月29日の教育研究協議会から始まった行事の時期やあり方についての話し合いが1.2学期だけでなく3学期まで延々と続いた。10月2日締切のアンケートから一部を抜粋すると今年度の行事計画策定の段階では、進路部からは、運動会は当面9月15日に固定、その後は6月実施に移行すべきとの提案がなされた。進路部提案の趣旨は以下の通り現行の運動会を実施すると「せっかく定着しそうな学力も、運動会によって学習習'慣が損なわれて,またlから始めなければならない状態になってしまう。」

 以上の経過を踏まえ、今年度の行事検討委員会では、運動会を検討の中心に据えるべきだとの考えに基づき、前回の教育研究協議会の議論において、運動会の時期やあり方について討議して頂いた。ちなみに、アンケート結果を簡単に載せると運動会について

      ア.現状のままでよい:15名        イ.改善が必要:27名

 運動会の最終結論は、話し合いを重ねた結果、運動会の実施日は当面の間、9月15日を基準とすることに決定した。

 修学旅行についていろいろともめた。ひとつは初めての飛行機の使用についてである。どうして飛行機を使用するのか。その必然性を問われた。これは場所が九州.長崎方面であり、時間的なことを考えれば当然のことであろう。

 もっともめたのが実施時期である。3学年当初に実施したいということで、教員の異動の問題や入学式に教員が揃わなくても良いのか。3月に実施できないのか。2年から3年でのクラス替えがあっても大丈夫なのか。予算面では問題ないのか等。結論としては、せっかく新しい試みをしている学年の意向を尊重しようということになった。                      (創立八十周年記念誌13ページより抜粋)

世 相
4月1日
9月3日

12月17日

流行語
流行歌

東京ビックサイト開場。
渥美清に国民栄誉賞が贈られる。

在ペルー日本大使公邸占拠事件発生。

アムラー、ルーズソックス
名もなき詩、DEPARTURES



できごと

4月9日 入学式 高51回生(男子151、女子133、計284名)
4月10日 進学講演会(3年)
4月15日~17日 定期健診
4月20日 新入生歓迎会・班紹介
5月15日 防災訓練 生徒総会:(購買改善案・体育館女子更衣室開放案 可決、電算室開放案 否決)
6月7日 合唱コンクール(虎ノ門ホール):1位(1E、2F、3E)
6月15日 保護者会(全学年)
6月21日 学校見学会
7月10日~11日 水泳大会
7月11日 歌舞伎教室「傾城反魂香」
7月21日~26日 合同合宿(山中湖)
7月22日~27日 男子・女子バスケット班合同合宿(飯田)
7月24日~27日 ワンゲル班合宿(北アルプス)
7月25日~30日 水泳班合宿(鰍沢)
7月29日~8月2日 陸上班合宿(岩原)
7月29日~8月2日 生物班合宿(三宅島)
7月29日~8月3日 男子・女子バレーボール班合同合宿(飯田)
8月6日~8日 物理ラジオ班・茶道班合同合宿(河口湖)
8月8日~13日 野球班・柔道班合同合宿(駒ヶ根)
8月11日~13日 天文班合宿(駒ヶ根)
8月20日~23日 学習強化合宿
8月26日 3年登校日

9月1日~2日 宿題テスト
9月18日 運動会:優勝(白団)
9月26日~27日 3年実力テスト
10月5日~6日 文化祭 講演・尾車浩一
10月19日 学校説明会
11月6日~9日 2年修学旅行(京都・広島)
11月9日~11日 3年ア・テスト
11月16日 化学講義実験
11月20日 進路後援会(2年)
11月27日 生徒総会:(冷水機改善案・体操服改善案 可決、冷房設置案 否決)
12月25日~29日 スキー教室

1月8日~9日 宿題テスト
1月22日 書取大会
1月24日 ロードレース大会
2月4日 文化教室 ミュージカル「エビータ」
2月5日 百人一首大会
2月20日 剣道大会、ダンス発表会
3月13日 卒業式 高49回生(男子169、女子148、計317名)


教職員

職名 教科目 氏 名 担任 校務分掌 班活顧問 就 任 PTA・菊桜会 財団法人 小山台
校長 保健体育 山谷 敬之 1995/04/01 PTA実行委員 副理事長
教頭 理科 化学 高木 克 1996/05/01 PTA実行委員 常務理事
教頭 国語 末澤 洋一 休職 1994/04/01
教諭 国語 小林 清 3年係 生徒部 バドミントン・演劇・文芸・国際交流 1986/04/01 評議員
伊東 昭彦 2年係 生徒部 陸上競技・将棋・ブラスバンド 1995/04/01
朝倉 俶子 3年係 進路部 女子バスケットボール・茶道 1988/04/01
服部 貢 3H 庶務部 剣道・演劇 1994/04/01
大野 一志 3B 図書部 ソフトテニス・将棋 1994/04/01
田中 康博 2年係 教務部 女子バスケットボール 1995/04/01
桜井 功 1B 生徒部 野球 1995/04/01
大倉 範幸 2B 教務部 ラグビー・中世文学研究 1995/04/01
社会 地理 阿部 正 3G 教務部 サッカー・聖書研究会・青少年赤十字 1990/04/01
井川 一実 2D 生徒部 ワンダーフォーゲル・ハンドボール 1994/04/01
世界史 中山 憲正 保健部長 水泳・ドイツ文化 1991/04/01 PTA実行委員 評議員
仮屋園 巌 1年係 生徒部 水泳・美術 1991/04/01
日本史 伊藤 利一 生徒部長 映画・音楽・日本史 1992/04/01 PTA実行委員
増田 弘邦 1A 進路部 ワンダーフォーゲル 1994/04/01
政・経 三浦 裕 3年係 保健部 ソフトテニス 1994/04/01
倫理 黒岩 真司 2G 教務部 硬式テニス 1993/04/01
数学 松井 泰一 2H 進路部 バドミントン 1985/04/01
遠藤 克 1年係 教務部 陸上競技 1988/04/01 理事
滝口 東 2年係 進路部 ラグビー・ディベート 1988/04/01 評議員
一柳 直貴 1C 教務部 バドミントン 1996/04/01
安藤 誠知 3年係 教務部 陸上競技 1992/04/01
山本 和夫 庶務部長 野球 1993/04/01 PTA実行委員
松村 宏一 3D 教務部 硬式テニス 1995/04/01
理科 物理 岩山 敬三 2A(主任) 柔道・物理・ラジオ・科学研究 1989/04/01 PTA実行委員
草野 秀昭 1D(主任) 物理・ラジオ 1991/04/01 PTA実行委員
化学 伊平 憲生 図書部長 ラグビー・化学・天文・チェス 1989/04/01 PTA実行委員・同窓会担当 評議員
中田 吉雄 3A(主任) 野球・化学 1991/04/01 PTA実行委員
生物 大橋 洋一 3B 進路部 水泳・生物 1992/04/01
福田 恵 1年係 庶務部 男子バレーボール・生物・写真・茶道 1992/04/01 PTA実行委員
地学 府川 明良 教務部長 女子バスケットボール・天文 1985/04/01 評議員
英語 田中 和子 2E 保健部 卓球・ホームサークル 1980/04/01 評議員
岩水 友江 3年係 庶務部 卓球・チェス 1989/04/01 PTA実行委員
鬼澤 恭子 進路部長 ソフトテニス・弦楽 1990/04/01 PTA実行委員
植田 潤二 1年係 教務部 柔道 1991/04/01
大澤 光美 図書部 ワンダーフォーゲル 1991/04/01
永峰 寿子 1F 教務部 硬式テニス 1992/04/01
桑波田 悟 3C 生徒部 器械体操・弦楽・放送 1993/04/01 同窓会担当
牧 晋也 2C 生徒部 野球・ESS 1995/04/01
保健体育 紺野 正紀 2F 庶務部 剣道・将棋 1985/04/01
小林 日忠 1G 保健部 器械体操 1987/04/01 評議員
中田 康人 3年係 生徒部 サッカー 1991/04/01
柚木 伸也 1年係 生徒部 男子バスケットボール 1992/04/01
柳 久美子 3F 進路部 女子バレーボール 1992/04/01
小髙 英之 2年係 保健部 男子バレーボール 1995/04/01
芸術 音楽 鈴木 孝助 1E 図書部 女子バレーボール・ブラスバンド 1994/04/01
家庭 遠藤 正子 2年係 図書部 男子バスケットボール・ホームサークル 1993/04/01
養護 大木 八榮 保健部 1981/04/01
実習助手 理科 郡 亜矢子 物理ラジオ・化学・生物 1995/04/01


嘱託員・講師・校医
教科 氏名
嘱託員 数学 谷口 信三
司書 樋田 賢二
養護 鶴田 千恵子
地学 大金 要次郎
美術 佐藤 章太郎
英語 梶谷 英之
英語 中西 庄一郎
非常勤講師 美術 吉澤 麻里子
書道 漆原 龍雄
家庭 太田 則子
体育 笹崎 典久
家庭 沖津 和子
体育 内山 雅博
外国人英語等教育指導員 Lee Fowler
クラブ講師 茶道 村山 寿子
校医 内科 深川 重治
耳鼻咽喉科 仙頭 哲夫
眼科 早川 和夫
歯科 鎌田 栄一
薬剤師 西島 多満江
建築環境管理技術者 山本 千萬樹


事務職員
職 名 氏 名 就 任
事務長 湯田 省三 1993/04/01
主事 高池 渉 1989/04/01
坂井 裕 1995/04/01
直井 功子 1995/04/01
横田 暢子 1996/04/01
中村 慶太 1996/04/01
主事(司書) 五十嵐 旦子 1987/04/01
主事(用務) 下川 真由美 1994/04/01
菊池 英樹 1995/04/01
主事(警備) 金子 延治 1985/04/01
宇田川 秀雄 1996/04/01


生徒在籍数  (1996年5月1日現在)

A B C D E F G H
1年 20 25 20 25 20 20 21 / 151
21 15 21 15 21 21 19 / 133
41 40 41 40 41 41 40 / 284
2年 29 18 17 17 29 17 17 29 152
11 23 24 24 11 24 24 12 153
40 41 41 41 40 41 41 41 326
3年 25 25 25 26 18 17 17 17 170
11 12 11 10 26 27 26 26 149
41 40 41 41 40 41 40 41 319
総 計 494 435 929


文化祭

10月5日(土)、10月6日(日) 開催



運動会

9月18日(水) 開催
白団優勝



菊香 第29号

「生徒会誌 菊香」第29号は、1997(平成9)年 3月13日発行。(高49回久保田(旧姓 伊東)美能 様より提供いただきました)



「生徒会誌 菊香 第29号」pdfファイルへのリンクをクリックすると「生徒会誌 菊香 第29号」の全文が表示されます。「生徒会誌 菊香 第29号」全文 は以下のリンクからご覧になれます。
「生徒会誌 菊香 第29号」pdfファイルへのリンク



卒業アルバム

卒業アルバムをご覧になりたい方は「菊桜会事務局」までご連絡ください。
その際「卒業回」「卒業時クラス名」をお知らせください。





関連項目

 * ← 1995年度 (平成 7年度)   * → 1997年度 (平成 9年度)


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脚注




2023年8月16日:直近編集者:Inorio
TimeStamp:20230816110028